Q&A よくあるご質問

Q.防油堤を省いてもよいという証明書みたいなものがありますか?
総務省消防庁の外郭団体である危険物保安技術協会(KHK)の専門委員会で約6年の歳月をかけた厳密な審査で国内唯一の防油堤一体型の屋外貯蔵タンクとして評価され、平成21年10月に性能評価等結果通知書を取得しています。
Q.コンボルト型タンクは防油堤を設置しなくてもよいということですが、設置実績はありますか?
沖縄の第11管区海上保安本部を第1号として、北海道から九州まで全国的に設置実績があります。平成23年2月の地下タンクの規制強化や3月の東北大震災の影響が大きく、特に緊急用の発電機の燃料貯蔵タンクとしてのニーズが高まっています。
Q.どこの消防本部でも、防油堤を省くことができますか?
危政令第23条の適用は管轄する消防本部の判断になろうかとは思いますが、危険物保安技術協会の性能評価をもって判断していただくと、過去の設置実績から防油提と同等として認めていただけます。
Q.タンクの定期点検は必要ですか?
このような小型のタンクの法定点検は義務付けされていませんが、危険物保安技術協会から定期的に自主的な目視点検をやるように指導されています。 (点検表は弊社で作成して各ユーザーさんに使用して頂いています。)
Q.コンボルトタンクは危険物保安技術協会から防油堤について評価されたとのことですが、 実際に設置する場合はその都度、危険物保安技術協会の確認を得る必要がありますか?(消防関係者)
危険物保安技術協会の性能評価審査で審査された結果、コンボルト型タンクは、危政令第11条第1項第15号で定める「防油堤と同等の機能を有するタンク」と評価されて(危評第0054号、平成21年10月付)、「危険物関連設備等の性能評価等結果通知書」を取得しています。
ですから、実際の屋外タンク貯蔵所を設置しようとする場合には、その評価書を添えて、上記の第15号(防油堤設置の基準)に危政令第23条(基準の特例)を適用して頂く事を別途「危険物製造所等特例適用内容書」も添付して申請することになり、危険物保安技術協会への確認等は不要です。但し、弊社(メーカー)の方では危険物保安技術協会にはタンク1基ごとに、設置場所、タンク型式、用途等を記載して「性能評価確認書」を交付して貰っています。
Q.コンボルトタンクの場合には、厚い鉄筋コンクリートで覆われていますが、保有空地等はどうなっていますか?
同タンクは防油堤以外の基準については、残念ながら従来型の屋外タンクと同じ基準が適用されます。ですから、タンクの周囲には3m以上の保有空地が必要です。
Q.耐用年数はどれくらいですか?
弊社の取扱説明書に準じて、運用すれば20年の保障としています。
従来型のタンクは外部からの塩害と、又、タンク内部の結露等で内外面の腐食が進展し、寿命を短くしていますが、本タンクの構造は外部が鉄筋コンクリート等で覆われていますので、外部腐食は殆ど心配ありません。更に内部の腐食は油中の水分やタンク空間部の水分等が結露し、タンク底部に水分が溜まり、その事により、腐食が進展しますが、外部のコンクリートや発泡スチロール等で覆われていますので外部との温度差が小さく、結露が生じにくい構造になっています。
尚、実際に過去に米軍基地に設置したタンク21基(2~7年供用期間中のタンク)を無作為に選定し、タンク底部の水分混入を水分検知剤で調査した結果、全てのタンクに水分混入が認められませんでした。
Q.タンクに緊急排気弁というものがついてますが、これは何ですか?
通常のタンク内の圧力が高くなった場合には、2インチの通気弁から、放出しますが、万が一、その容量を超えた圧力上昇があった場合に、緊急排気弁から放出して、タンクを保護します。(高圧鍋の蓋についている弁と同じです。)
Q.ホームページ上には10kl型がないですが、製造できますか?
タンクは外部がコンクリートで保護されており、その為、型枠が必要ですが、 保有している型枠は限られておりますので、残念ながら、ホームページに記載している型式以外については、現在、製造できません。
Q.コンボルト型タンクは、コンボルト・ジャパン以外でも製造していますか?
米国のコンボルト社から製造、販売権を取得して、国内では弊社だけが製造しています。